転職を考えるタイミングはいつがベスト?2つのポイントでチェック

メガバンクで営業、ネット系事業会社で金融事業開発、外資系コンサルで金融機関コンサル、三社三様で金融に関わり続けている金融マン、Keijiです。

この仕事、自分に合っているのかな?自分の売っている商品・サービスに自信を持てない
今の組織に対して、将来の不安が募るばかり。居続けるべきなんだろうか?

そう感じて悩んでいる方、いるんじゃないでしょうか。転職は人生を左右する大きな決断ですが、最終的には自分で決断しなければなりません

ここでは2回の転職活動をしてきた僕ならではの観点や考え方から、転職するタイミングをチェックするポイントをお伝えしていきます。

目次

スーパービジネスマンが語る、ベストな転職タイミングとは

『転職と副業のかけ算』の著者であるmotoさんは、複数回の転職で年収を爆上げさせたスーパービジネスマンです。そんなmotoさんが語る転職タイミングについての考えはこちら

「転職してはいけないタイミング」は明確に存在します。「今の仕事がツラい、嫌になった」というタイミングです。仕事がツラいとか、今の仕事が嫌になって転職を考え始めると「会社を辞めること」が目的となってしまい、たとえブラック企業であっても、内定が出たらすぐに転職をしてしまう傾向があります。このような転職を一度してしまうと、再び同じ動機で転職する「負のサイクル」に陥りやすくなります。転職は目的にするのではなく、自分が叶えたいことを実現する「手段」です。今の仕事を辞めることを目的にするのはやめましょう。

転職は常に視野に入れておくべきですが、あえて転職すべきタイミングがあるとすれば「仕事が最高潮のタイミング」です。採用側の視点でみると、ネガティブな理由で転職を考えて行動している人より、今まさに脂が乗っている人材のほうが、一緒に働きたいと思えるはずです。今の職場で成果を出せており、なおかつ仕事が楽しいと感じられているタイミングほど、転職のベストタイミングだと思います。

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おっしゃる通りでぐうの音も出ません。ですが、普通のサラリーマンの僕にはいささか難易度が高すぎるんじゃないかなとも思います。

『サザエさん』 伊佐坂難物(いささかなんぶつ)/ サザエさん公式HP

僕は2回転職をしていて、1回目の転職はまさしく「今の仕事がツラい、嫌になった」というタイミングでしたし、仕事が楽しいと感じられているタイミングではとても転職に踏み切れません…motoさんに叱られそうですね…

「今の仕事がツラい、嫌になった」というタイミングでの転職は転職することが目的になるので、辞めた方が良いと思うのは基本的に同感です。ただ、ツラいのを我慢し続けて心身を壊してしまったり、一度きりの人生を「耐えるだけの人生」にしてしまっては意味がありません。何に当てはまったら辞めてもいいのか(むしろ辞めた方がいいいか)という判断基準があってもいいと思っていて、僕なりのポイントが次の2点です。

  • 会社と自分の価値観の不一致
  • 弊害ある労働環境

それぞれ詳しく説明していきますが、特に「弊害ある労働環境」は身体・精神ともに悪影響を及ぼし、状況がひどい場合には取り返しのつかないことになりかねないので、できるだけ早めの転職をおすすめします。

1.会社と自分の価値観の不一致

転職することが珍しくなくなった現在は、「会社と従業員は恋人関係に近いもの」だと、僕は思っています。面接というステップを経て相思相愛であることを確認し、入社して価値観を擦り合わせていくからです。恋愛もそうであるように、付き合っていく中で価値観が合わないと分かることも当然ありえます。

会社と人の場合、会社が従業員の価値観に歩み寄るケースは少なく、基本的には従業員が会社に合わせるしかありません。また、会社の方針は経営者や役員の交代により変わることもあれば、時代や環境の変化によって変わることもありますし、従業員個人も年齢やライフイベントによって価値観が変わります。そうなると、最初は擦り合っていた場合でも、途中から双方の価値観がずれていくこともありえます

会社と人における価値観をもう少し具体的に言うと、以下のような項目が挙げられます。

経営方針短期的or中長期的に向かっている方向性
働き方労働時間、リモートワークや産休/育休/時短などの体制
評価どういった人が評価されるかといった人事評価基準
給与現在の給与水準、今後の給与上昇幅(=給与体系)
会社には一緒に働きたいと思える人物が採用されている(集まっている)か

これらの価値観が今の会社で満たされているかどうかを考えることはとても大事ですが、一方で全てが満たされることを望むと、幻想に近い会社を追い求めることになるので注意が必要です。

そのため、自分はどんな価値観を重要視しているか優先順位をつけ、自分自身で把握しておくことが必要です。例えば「20年後も30年後も、周りから必要とされる人材であり続けること」と「家族を何不自由なく養える給料」が最も重要で、これらが実現できれば「労働時間」や「評価」などは優先順位を劣後させるなどです。

大事なことは、自分の価値観(仕事をするうえで何が大事か)をハッキリさせるです。こちらの記事で、自分の理想の将来像を定める過程で価値観ランキングを作成しますので、自分の価値観をハッキリ持てていない方はご覧いただき順位付けをしてみてください。

2.弊害ある労働環境

続いて弊害ある労働環境についてです。「弊害のある労働環境」と言っても、「労働時間が長い」だったり「パワハラ上司がいる」だったり色々あると思います。

南フロリダ大学からの「職場のストレス要因と身体症状との関係に関するメタ分析」と題した論文があり、ランキング形式で7つ書かれているものが参考になるのでご紹介します。

1位 仕事の制限が多い
やりたいことができない、資料作成や社内調整などにより、自分が仕事で成果を上げるための業務をできない
→疲労感や消化器官の不調に繋がる

2位 役割の衝突(コンフリクト)
上司によって言っていることが違って、どっちに従えばいいかわからない
→消化器官の不調に繋がる

3位 ネガティブコミュニケーション
上司・同僚とのコミュニケーションが円滑でない
→不眠症のリスクが高まる

4位 作業負荷が高い
1時間や1日といった時間単位比の業務量が過剰
→疲労感と相関が高い

5位 役割が曖昧
どこまで自分がやればいいのかわからない
→疲労感と最も相関している

6位 裁量権がない
仕事をどの順番で進めるか、出勤時間など自分で決められない
→ストレスを受けて身体を壊しやすい

7位 長時間労働

これらをメンタリストDaiGoさんが解説してくれているので、動画で見たい方はこちらからご覧ください。

みなさんはどの程度当てはまりますか?
僕は初めての転職をする際この内容を知ったのですが、当時全て当てはまりました。確かに毎朝4時か5時に一度目が覚める睡眠状態で、常に疲れていて、胃腸の状態は最悪、メンタル不調に陥る寸前でした。

みなさんが、そんな状態に陥った(陥りそうになった)場合、やるべきことは1つしかありません。痛覚が機能しているうちに、早めに逃げることです。人間のすごい機能の1つが適応能力で、良いことも悪いことも慣れてしまう生き物です。最初ひどい職場だと感じていても、そこに居続けると自分が慣れてあまりひどい職場だと感じなくなりますが、ストレスはあなたの心と体を蝕み続けます。おかしいと感じているうちに、痛覚が正常に機能しているうちに環境を変えるしか自分の身を守る方法はありません。

弊害ある労働環境から逃げるときに気を付けるべきこと

自分の身や人生を守る為に今の職場から逃げることについて、全く否定しません。むしろ推奨します。今すぐ環境を変えたい気持ちも、内定をもらえたらそこに飛びつきたくなる気持ちもとても良く分かります。ですが、転職すること自体が目的になってはいけません同じ轍を踏むことだけは絶対に避けないといけないからです。

それには行くべき会社をキチンと選ぶことが必要になり、その為には①応募する前に吟味する②内定をもらってから吟味するの2通りありますが、個人的には①応募する前に吟味する方がいいと思っています。キツい精神状態のなかで内定を断るのは並々ならぬ精神力が要りますし、応募する数は絞ってしっかり対策をすべきと考えている為です。

応募先を吟味する際にやらないといけないことは「自分の価値観の明確化」と「会社の価値観の確認」です。前者の「自分の価値観の明確化」は「1.会社と自分の価値観の不一致」で参考記事を紹介しているのでご確認ください。

後者の「会社の価値観の確認」において有効な手段は、実際に働いている人の声を聞くことです。直接会って話ができればベストですが、行きたい会社に知り合いがいる方が稀だと思いますので、そんな時は口コミサイトを有効活用しましょう。

おすすめの口コミサイト

OpenWork

OpenWorkは現役社員・元社員の口コミが見れるサイトです。年収やコメントがリアルに書かれているため、非常に参考になります。特に「年収」、「社風」、「社長へのアドバイス」辺りはかなりリアルなコメントが載っているので、リアルな数字や社風がわかります。

注意点としては、点数は鵜呑みにすべきでないところです。理由は2つあり、1つ目は点数というのは評価者の主観でしかないため、もう1つはキャリアアップなどによる転職が慣習として残っているコンサルは点数が高く出やすい傾向にあるからです。

転職会議

OpenWorkにすべての企業が掲載されているわけではないため、ほかのサイトと併用して見るのがおすすめです。そこでおすすめなのが転職会議です。

20代、30代の投稿が比較的多く見られるほか、正社員のコメントだけでなく、契約社員や派遣社員の口コミもあるので、情報を幅広く参考にすることができます。

僕が考えるベストなタイミングとは

最後に、僕が考えるベストなタイミングについてお伝えします。

それは「思い立ったが吉日」です。

『トリコ』 島袋光年

「転職しようかな」と思ったら、「すぐに転職する」とまでは行きませんが、転職サイトを調べて、今世の中で必要とされている業種や職種をその場やその日中に確認します。実際に転職するかどうかは置いておいて、まずは小さな行動をしてみることから始めています。小さな行動や決断を繰り返すことで、大きな行動や決断に繋がるようになる為、転職するしないどちらにしても、まずは小さな行動からその日中に初めて見ることをオススメします。

また、「いつか」、「そのうち」といった言葉が僕はあまり好きではありません。なぜなら僕の経験上その「いつか」や「そのうち」は一生来ないからです。「子どもが大きくなって今よりも育児の負担が減ったら」、「もう少し人として成長したら/蓄えができたら」そう思う気持ちは痛いほどわかります。僕もそういうタイプの人間でした。

でも残念ながら、子どもが大きくなって育児の負担が減っても、成長しても貯蓄ができても、次の言い訳を探すだけです。自分自身がそういう人間だと知っていれば、一歩踏み出しやすくなります。そしてその一歩は小さくて構いません。

まとめ

  • 転職するかどうかのポイントは2つ。「会社と自分の価値観の不一致」と「弊害ある労働環境」のどちらかに当てはまった時は転職してよい or 転職すべき
  • 会社と自分の価値観とは主に「経営方針」「働き方」「評価」「給料」「人」。一致しているか否かを計る為には、自分自身が重要視している価値観を知ることと会社の価値観を知ることが大事
  • 弊害ある労働環境のトップ3は「1.仕事の制限が多い」、「2.役割の衝突(コンフリクト)」、「3.ネガティブコミュニケーション」。今の職場で複数該当する場合、自身の身体や精神に害を及ぼす危険性がある為、痛覚があるうちに逃げること
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