メガバンクで営業、ネット系事業会社で金融事業開発、外資系コンサルで金融機関コンサル、三社三様で金融に関わり続けている金融マン、Keijiです。
仕事の時間も楽しみたい/楽しめる部分がほしい!
嫌いなことに耐えてお金を稼ぐのはもう嫌だ!
と誰もが一度は考えたことがあるでしょう。 と同時に、現実は厳しく「好きなこと」と「稼ぐこと」を両立させるのは難しいのではないかと感じる人も多いはずです。
しかし、今や時代は令和。昭和や平成とは働き方や稼ぐ手段の多様性がまるで違います。
SNSやビジネスマッチングプラットフォーム等の浸透により、個人から世間への発信が容易になり、個人単位でも稼ぎを得やすい時代になりました。
転職市場の活性化なども相まって、現代は自分に合った働き方と稼ぎ方を追求しやすい時代になったと言っていいと思っています。
僕自身における、このブログ活動もそうです。サラリーマンとしての本業があり、副業として誰かの役に立てる好きなことがないか考えた結果、このブログ活動をしています。
そんな僕の経験も踏まえながら、この記事では好きなことを仕事にしたい or 好きなことで稼ぎたい方に向けて、選択肢と僕なりの考え方をお伝えします。
好きなことを仕事にできている人はどのくらいいるのか?
内閣府の「国民生活に関する世論調査」によると、「働く目的は何か」という質問に対して、62.9%の人が「お金を得るために働く」と答えています。一方「生きがいをみつけるため」は13.3%程度と1割強しかいません。
お気持ちも実情も良く分かります。家族や子どもがいたり、住宅ローンがあると、自分の好きなことなんてキレイごとは言ってられないと。
(本記事の趣旨とは逸れますが、「社会の一員として、務めを果たすため」という高潔な方が1割もいて、日本人らしいなあとしみじみ感じました(笑))
(出典:内閣府「国民生活に関する世論調査(令和6年8月調査)」)
ただ、今の時代は令和。冒頭でも述べたように、稼ぎ方や働き方は多様化し、自分に合った方法を追求しやすい時代になりました。本業のみならず、副業という手段も使えるようになったことが大きな違いで、それぞれに場合分けて解説していきます。
手段①:本業を好きなことにする
前置きはこのくらいにして、具体的な選択肢の解説に入っていきます。
①本業で好きなことをするか、②副業で好きなことをするか、大きく2つに分けて解説していきます。
本業で好きなことをする中でも、現職、転職、起業の3つ分けて、それぞれ解説していきます。
手段①-1:本業(現職)で好きなことをする or 見つける
まずは今の仕事で好きなことをする、もしくは見つける方法です。
「今の仕事で好きなことを十分できている!」という方は極めて少数派だと思うので、今の仕事で好きなことがない前提でお話します。
まずは今の仕事の中で好きなことを見つけたいという方へは、ジョブクラフティングという方法がおすすめです。
この方法はサイエンスライター鈴木祐さん著「科学的な適職」でも紹介されており、この技法が仕事のやりがいを高める手段として効果的だとわかってきました。
詳細なやり方についてはこちらの記事で解説していますので、ぜひご確認ください。

それでも今の仕事で好きなことが見つからないという方、そして転職はしたくないという方は社内異動がおすすめです。
今とは違った仕事ができ、転職ほどのリスクは避けられる為、メリットが十分にあります。デメリットとしては実現まで時間を要する可能性がある点です。
注意点としては、自分の好きなことを軸にして異動先の要望を出すことです。闇雲に異動しても好きなことが見つからない状態の繰り返しとなる可能性が高く、そもそも十分な説得力を持たせられず異動が叶わないことになりかねません。
自分の好きなことの見つけ方は、「好きなことは何なのか?」までジャンプしてください。
手段①-2:好きな仕事に転職する
続いて転職です。職を変えることになるので、現職で完結する手段①-1と比べると少し大きな決断が必要になります。
この時考えたいポイントは2つ、1つは転職の軸は定まっているか?もう1つは自分の好きなことは特定できているか?です。
転職の軸とは、次の会社を選ぶにあたって重視する条件のことで、例えば以下のようなものが挙げられます。
軸 | 内容例 |
---|---|
業務内容 | 経験を活かせる / 自分の好きな業務ができる |
収入 | 年収が高い / インセンティブ制度がある / 特別手当がある |
福利厚生 | 退職金制度がある / 社宅・家賃補助がある / 育児・託児・介護支援制度がある |
労働環境 | 勤務地 / 転勤の有無 / リモートワークの可否 / 副業の可否 / 時短勤務の可否 |
ワークライフバランス | 休暇制度の充実 / 残業の多寡 |
その他 | 会社の規模 / 組織風土 / 男女比率 |
転職の軸は極めて大事なポイントで、「改めてよく考えると好きなことよりも仕事にするよりも、退屈な仕事でも定時に帰れてワークライフバランスを保てた方が自分の幸福度は高い」と判断したらならば、好きな仕事に転職するというのは正解ではありません。
僕自身、子どもが乳児の頃は仕事を早く切り上げて家族の時間を過ごすことが第一優先でした(今は家族を蔑ろにしているという意味ではありませんよ(笑))
自分にとっての仕事とは何なのか?自分は仕事を通じてどうなりたいのか?を考えることで軸は決まってきますが、年齢や家庭環境などにより変化することも自然なもので、一度決めたものに固執する必要はありません。
2つ目の自分の好きなことは特定できているか?も大事なポイントで、そもそも好きなことが何かわからないとどの仕事を選べばよいかわかりませんよね(笑)
自分の好きなことの見つけ方は、「好きなことは何なのか?」までジャンプしてください(繰り返しですみません)。
手段①-3:好きなことで起業する
自分の手でビジネスをしたい、未開の領域を開拓したいという方は起業も1つのプランです。
ただし、当然転職よりも遥かに大きなリスクが伴いますので、個人的には先に、①ベンチャー起業に転職してビジネスの創り方やスケールの仕方を学ぶ、②副業としてローリスクの状態から始めるといったどちらかのステップの方が望ましいと考えています。
手段②:副業で好きなことをする
基本的には1日のうち少なくとも8時間は本業に時間を使うわけなので、現職で好きなことを見つけられたり、転職して好きなことを仕事にできたりなど、本業で好きなことをできるのが1番だと思っています。
ただ、起業のリスクは取れなかったり、好きなことを重視した転職を選択して収入を落とすわけにはいかないなど、十人十色の事情があると思います。
かくいう僕も年収を落とせない1人で、サラリーマンをやりつつブログ活動などの副業をやっています。
副業を解禁している会社も多くなった最近では、副業をやることが当たり前のような風潮で話す人を多く見かけるようになりましたが、本当にそうでしょうか?
リクルートエージェントの副業割合調査では、現在副業している人は6.8%(過去副業をしていたことがあるは11.1%)との結果を公表しています。

(出典:リクルートエージェント「副業割合」調査)
6.8%を多いと感じるか、少ないと感じるかは人それぞれですが、僕はまだまだ少ないと感じています。
好きなことをして稼ぐというのは、聞こえはいいですが、稼げるようになるのは簡単ではないという現実もまた見つめる必要があることは間違いありません。
ちなみに、好きなことでもなく、とりあえず副業ブームに乗り遅れないように稼げることに手を出すことはおすすめできてません。
巷では、「これをやれば稼げる!」といった誘い文句で耳障りの良いことを言うYouTubeや書籍も山ほどあります。
「とりあえず今はこれが稼げるからやっておこう」という考えで副業を始めると、最初は多少稼げて良いかもしれませんが、動機がお金だけでは長続きしませんし、需要も一過性ですぐに稼げなくなる可能性も高いです。
そもそも「好きなことと」は何なのか?「稼ぐ」とは何なのか?
それではそもそも、好きなこととは何か?稼ぐとは何か?の2点について考えてみたいと思います。
「好きなこと」とは何なのか?
突然ですが、時間を忘れて夢中になってしまうような、そんな好きなことがあなたにはありますか?
20代の僕が聞かれたら、間違いなく答えに窮していた質問です。
ゴルフもまあまあ好きだし、本を読むもまあまあ好きだし、スポーツ観戦もまあまあ好きだし。どれも好きですが、時間を忘れて夢中になれるかと言われると、そこまでではありません。
そもそも、これらは好きなこととして挙げるには間違っていたことだと、自分のキャリアを本気で考えた時に初めてわかりました。
自分の本当に好きなことを考えるとき、「何が好きか」という名詞を考えることのではなく、「何をするのが好きか」という動詞で考えることが何より重要なことなのです。
具体的な手順についてはこちらの記事で解説していますので、好きなことが見つからないという方は読んで実践してみてください。

僕自身、この好きな動詞を見つけて、好きな名詞との決定的な違いを感じました。
それは他人と比較しなくなる点です。
先に僕が挙げたゴルフや本やスポーツの場合、自分よりも熱中して、詳しい人がいるんだろうな、その人たち比べると自分はまだまだだなあと心のどこかで思っていました。
一方、僕が好きな動詞の1つである「ものづくり」を例に挙げると、そもそも他人との比較なんてできませんし、他の人が自分と比べてどうかなど、全く気になりません。なぜなら、僕が好きでやっている、やっていて楽しい、ただそれだけで十分だからです。
世の中で良く言う趣味(筋トレやサウナやキャンプなど)は、たいてい名詞に基づいた趣味であること多いです。
それらを否定する気は全くありませんが、好きなことをして稼ぐ際、自分が夢中でやってしまう行動に根差したものの方が圧倒的に楽しいです。
そのような好きなことをまずは見つけてください。
「稼ぐ」とは何なのか?
じゃあ自分の好きなモノを作り続けて、それで稼げるようになるのでしょうか?
好きなことをやることはとても重要ですが、稼ぐ為にはもう1つ忘れてはならない視点があります。
それは、稼ぐということは世の中の誰かの役に立つことです。
あなたが普段もらっている給料はどんな仕事の対価ですか?
きっと、自分の会社という組織や、組織内の誰かに対して役務を提供したことへの対価じゃないでしょうか?
営業であれば、自社製品等を売って会社に利益をもたらしたこと、経理であれば会社の決算業務という役務提供を行ったことなどなど。
この「誰かの役に立つ」という観点が抜けたサービスは、ただの自己満足に過ぎず、誰かが対価を払うことはないでしょう。そのくらい重要な前提条件です。
なので、自分の好きなことを通じて、世の中のどんな役に立てるだろうか?どんな悩みを解決できるだろうか?をセットで考えることが稼ぐためには必ず必要です。
まとめ
- 好きなこととは、名詞ではなく動詞で考えるべし。それにより自発的に出来て、他人と比べない好きなことを見つけられる。
- 稼ぐこととは誰かの役に立つことの対価。目先の日銭稼ぎは長続きしない。
- 本業を好きなことにする為には、1.現職で好きなことを見つける、2.好きな仕事に転職する、3.好きなことで起業するの3択。本業以外で好きなことをやるには副業。
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